香港を「もっと」好きになる活動記録

香港が好き!!と自信を持って言える様に、香港の良い所に目を向けて行こうと思います。

仕事で行き詰っていた時に前向きに変われた2つの出来事

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10年くらい前のまだ日本で働いていた頃の話です。上司が急に退職した為、突然管理職になってしまいました。「なってしまいました・・・」というのが紛れもない事実で、待遇は変わらない一方で責任のみ重くなるというやつでした。

 

当時、問題を抱えていた部門(赤字部門)だったのですが、前任の上司は社歴も長く、カリスマ性のある人だったので黙っていた社内の人達が、社歴も短く、カリスマ性ゼロの私に変わった途端、もう色々と言いたいことを言ってくるので、その対応に忙殺されていました。

 

日々、うちの部署に文句を言いたいだけの為に、自分より上のポジションの人や社歴の長い人に呼び出され、散々文句を言われ、自分は能力が無いのではとか荷が重すぎると感じるようになっていました。

 

前提が長くなりましたが、そんな自分を前向きに変えてくれた2つの出来事をご紹介します。

 

前向きに変われた出来事①(箱根駅伝

ずばり「箱根駅伝」を生で見た事です。年末年始もちょこちょこ休日出勤をしていたのでお正月気分ではなかったのですが、1月3日はお休みで部屋でテレビを観てると箱根駅伝をやっていました。突然「今から行けば見れるのでは?」と思い立ち、バスに乗って品川区の新馬場駅あたりに行きました。駅伝ファンというより、何かしらお正月っぽい事をしたいという軽い気持ちでした。

 

現地は一部の熱心なファン以外はまだ人も全然いないので、本当にここを通るのかなと不安を感じつつ待っていると、少しずつ人が増えていきました。そして気が付くと警察や係員的な人も集まってきました。

 

そこから更に待っていると、遠くから歓声が聞こえてきました。いよいよ来るなと思いましたが、自分は一人だったので静かに興奮して待っていると、先頭のランナーが見えてきました。そして本当に文字通りパタパタとあっという間に目の前を通過していきました。

 

「細っ!!速っ!!」

 

というのが正直な感想として今でも記憶しています。その後も個人だったり集団だったり、細くて速いランナーたちが目の前を通過していきますが、「がんばれ~」なんて応援の声も出せないほど圧倒されました。

 

自分よりもずっと年下で、(しつこいですが・・・)本当に細っい少年たちが、学校の伝統と名誉の為、駅伝メンバーに選ばれなかった部員の為などの物凄いプレッシャーを抱えて必死で走っていて、しかも全国に中継までされちゃう。それに比べて自分の抱えているプレッシャーや責任の小さいこと小さいこと。。。笑

 

そこからあまり気にしなくなりました。外野から文句を言われようが気にせずに、自分が出来る事、やるべき事をやるだけだと、腹をくくれたのかもしれません。幸い、支えてくれるチームメイトがいたので、乗り越えられました。

 

前向きに変われた出来事②(ある本との出会い)

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書店でたまたま手にした「脳と気持ちの整理術」という本なのですが、脳外科の医師が、脳の持つ特性を説明しながら、どの様にしたら気持ちが整理できるのかを教えてくれる内容です。普段はこういう実用本は全く読まないのですが、おそらく当時は気持ちがひどく整理できていなかったので、このタイトルが響いたのだと思います。

 

内容は実践しやすい、もしくは気づかずに既に実践している様な事が多いです。例えば単純作業などでやる気が出ないとき、これは誰の為にやっているのか?という事を意識的に考えるとやる気が出るそうです。というのは脳は基本的に「役に立ちたい!!」という性質をもっているからだと医師である著者が説明すると、すんなりと入ってきます。

 

何度も読んでいる本ですが、また最近、ちょっともやもやしているので、読み直しています。仕事に関係なく、参考になることが書いてると思うので、おすすめの本です。

 

 

 

 

 

まとめ

あんまり考えて来なかったのですが、今、独立して一人で仕事をしている原点が、あの当時、社内で色々不快な思いをしたからかなと思いました。組織として働く事の難しさを体感し、一人で仕事をする方が自分には向いていると思ったのかもしれません。そうだとすると、あの頃の経験も良かったなと今だからこそ言えるのかなと思いました。