2013年の運航開始以来、香港と日本の都市をそれまでよりも安い運賃で結び、結果としてピーチ、ジェットスター、バニラエアー（残念ながら2019年5月で成田ー香港は運休）などのLCCの参入を促した、香港在住の私は大変お世話になっている航空会社です。
香港エクスプレスの就航都市
日本だと羽田、成田、名古屋、大阪（関空）、高松、広島、福岡、熊本、長崎、鹿児島、石垣、宮古です。すごい数ですね。
香港エクスプレスが就航しているおかげで、日本に住んでいる時には行ったことがなかった場所に香港から旅行に行く事が出来ました。
日本以外では中国、台湾、韓国、タイ、ベトナム、カンボジア、サイパンに現状就航しています。就航都市は時々変わるので注意が必要です。数年前の話ですが香港からラオスに直行便が出るという予定が機内誌に載っていたので楽しみにしていたのですが、計画自体、立ち消えになってしまった様です。
使用機材
いずれもAirbus社の機材でA320（180人乗り）、A320NEO（188人乗り）、A321（220人乗り）で、真ん中に通路があり、両サイドに3席ずつの配列です。
チケットの種類
香港エクスプレスのウェブから購入が可能です。LCCということもあり、預入荷物などの費用を含んでいたり含んでいなかったりと分かりにくい気がしますが、簡単に整理しました。
ファン
一番安いチケット。機内持ち込みの手荷物（7㎏）のみ。預け入れ荷物がある場合は別途料金。座席の指定も別途有料。
ファン+
二番目に安いチケット。機内持ち込み手荷物（7㎏）と預け入れ荷物（25㎏）が含まれる。座席も前方のシートを指定可能。
U-biz
一番高いチケット。預け入れ荷物が30㎏だったり、フライト変更が出来たり、ラウンジが利用できたりしますが、正直、ぜいたくしたいなら他の航空会社を利用すればよいような気が。。。
預け入れ荷物があるならファン+？
荷物を預けるからファン+で良いかと思いがちですが、ちょっと考えてください。本当に25㎏も必要でしょうか？もし行きも帰りも25㎏ということでしたらファン+で良いです。そうでなければファンでチケットを予約し、荷物のオプション購入をします。
ちょっと具体的な例をあげて見てみましょう。
これは7月某日の香港→成田でフライト検索をしました。片道料金でファンだとHKD1,378、ファン+だとHKD1,808とその差はHKD430です。
ファン料金に預入荷物を追加
ファン+だと預け入れ荷物が25㎏となっています。20㎏で十分ということであれば、チケット購入時にこのオプションをつけるとHKD229です。（残念ながら20㎏未満のオプションは無いです）
ファン料金（HKD1,378）+預け入れ荷物20㎏（HKD229）＝HKD1,607
※この時点でファン+よりもHKD201安くなります。
ファン料金に座席指定オプションを追加
続いて座席指定です。ファン+では前方シートを選択できます。私の経験上、基本的に満席になるケースが多いので座席をあらかじめ指定して、通路側なり窓側を確保する方が良いとは思います。ただし前方シートである必要はないかなと。。
というのも私は後ろの人が背中を押してくるがとにかく嫌いなので、むしろ誰も後ろにいない最後尾の座席が好きです。
または機種によってお勧めなのが下記の図の25列目のシートです（既に埋まっていますが、、）。
26列は非常口シートなので前の座席（25列）との間隔が広い為、背中を蹴られる可能性は低いです（ゼロではないです）。また通常は3席の所が2席しかないので、窓側の方だと隣にすこし空間があるので快適です。
そして最後尾の座席も、この25列目も、チケット購入時だとHKD50で予約できます。
※日本はZone２の料金です。
まとめ
ファン料金 HKD1,378
預け入れ荷物（20㎏） HKD229
座席指定 HKD50
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合計 HKD1,657（片道）
ファン+のHKD1,808よりもHKD151だけですが安くなりました！！
注意点
ここまで料金の仕組みについて書いてきましたが、預入荷物や座席指定はチケット購入時に決めた際の料金となっています。予約した後の変更だと上記よりも高くなります。
一番やってはいけないことが荷物の重量が超過したまま直接空港へ行くことです！！
例えばHKD229で予約した預け入れ荷物の20㎏のオプションですが、これを予約なしで空港で直接支払おうとするとHKD390と大変割高になってしまいます。
また20㎏で予約したものが25㎏になりそうな場合も空港で支払うよりは事前にネットで変更をした方が安く済みます。出発の3時間前までに変更が必要です。
私はスーツケース用の重量計を出張や旅行には常に持っていき、空港のカウンターで荷物を開けて中身を出したりしない様にしています。
機内は外部からの持ち込んだ物の飲食は禁止ですので、ちょっと浮いたお金で機内で食事や飲み物を買ってくださいね。
