日本への一時帰国に今回はたまたま全日空の夜行便が安かったので15年ぶりに利用しました。
香港発が00:50の羽田行きの深夜便ですが、ほぼ満席でした。
離陸してしばらくすると消灯しますが、それでもCAさんはトレーにドリンクを乗せて定期的に機内を回っているので、わざわざ呼ばなくても大丈夫なのが流石、日本の航空会社だなと思いました。
2時間半くらいたった頃でしょうか。カートによるミールサービスが前方座席から始まりました。
その時です。シートベルト着用サインは出ていないものの、急にガタガタと揺れ始めました。そしてだんだんと揺れが大きくなり、ドン!って感じの嫌な揺れもまざります。
カートを押していた2人のCAさんも経験から何かを感じたのか、カートを抑える感じでしゃがみました。
その直後、、、ドーンといきなり高度が下がるような衝撃と機内のあちらこちらからあげられる声。シートベルトはしてましたが、確実に一瞬身体が浮きました。カップホルダーに入れてた空のカップも吹っ飛びました。
一部の席では配られた食事も床に散乱していました。直ぐにシートベルト着用のサインと機内アナウンスで「ただいま気流の悪いエリアを通過していますが、運航には支障はありません!」とフォローアップ。
揺れもおさまったら少し偉い感じのCAさんが「カート下げます!」と指示を出し、カートは下げられ、怪我をした人がいないかを確認しながらタオルやウェットティッシュを配っていました。そして散乱した食事の片付けとテキパキと動いていました。
ちょうどこの辺りを飛んでいる時でした。
CAさんも含めて怪我をされた方もいなかった様ですが、ビニール袋に氷を入れた物を前方座席のお客さんに渡していたので、もしかしたら食事がちょっとかかって軽い火傷でもされたのかもしれません。
その後でカートは使わずにに一人一人にトレーでミールを配っていました。揺れもその時だけでした。こんな揺れ方は私も初めてでしたが、一瞬の事だし寝起きだったし、恐怖は感じませんでした。
でも何がすごいかって、CAさん、テンパった顔はいっさい見せずに、本当にテキパキと動いていた所です。CAさんの対応のおかげで以降も不安も感じる事も全くありませんでしたし、他のお客さんも落ち着いていましたし、同じ様に感じたのではないでしょうか。
ということで全日空は流石です!!そして座っている時は常にシートベルトを着用する方が良いと実感しました。