なんとなく歩きたくて、土瓜湾というエリアに行ってきました。香港人の友人でこの辺りに住んでいる人も多く人口密度が高そうなエリアですが、日本人観光客にはあまり縁のないエリアかなと思います。
土瓜湾とは
見どころ①(建物が可愛い)
住宅ですが、どちらかと言うと低層建築が密集しています。香港特有のカラフルな建物が目を引きます。1階(地上階)は商店だったり、車の修理業者が多いようです。
同じ緑でも上の階と下の階で塗分けているこだわり。。。単に塗った時期の違いかもしれないですが。
見どころ②(歴史的建造物)
これはひょっとしたら、観光資源としては結構貴重かもしれない場所を発見しました。
こんな感じのレンガ作りの古い建物があり、受付的な所にオジサンが一人座っています。中で写真を撮っている人もいたので、恐る恐る入ってみました。
入り口にはこんなパンフレットが埃をかぶった状態で置いてありました。どうやら1908年に完成した旧動物検疫所件屠殺場だそうです。入場は無料です。
敷地内にはこの様な建物がいくつかあります。パンフレットによると2001年から政府によって、ローカルの芸術家向けに場所を貸し出しているとのことで、やっていませんでしたがギャラリー的なものがあったり、芸術家の事務所兼作業場みたいなものがある様でした。
もうちょっと何とかしたら何とかなりそうな場所なのに。。。
見どころ③(唐突に現れた工業な側面)
最初に土瓜湾は住宅・商業・工業がごっちゃに。。。と説明しましたが、唐突に何かのプラントが有ります。
先ほどの歴史的建造物の真裏、周囲は住宅地に現れたのがガス会社のプラントという強烈な違和感。。帰宅して調べてみたら、なんと、香港のガスの2%をここで作っているらしいです。
https://www.towngas.com/en/About-Us/Hong-Kong-Gas-Business/Gas-Production
見どころ④(バスで連れてこられる大陸からのツアー客)
土瓜湾、大した見どころがある訳ではないのに、大型観光バスがかなり集まっています。
そして旗を持ったガイドさんに引率され、街に消えていくツアー客。。聞くところによると、ツアーの団体さん御用達のレストランや、貴金属店、薬屋がこの地域に結構あるとのことです。
歩いていると偶然通りかかった薬屋さんの前。そんなに買っている様にも見えないし、そもそもたいして興味も無さそうな男性陣。。ツアーに組み込まれているので仕方なくって感じでした。
見どころ⑤(階段アート)
たまたま歩いていて行きついた階段です。思いっきりポーズを撮って写真撮影をしている中年カップルがいましたので、地元では有名なインスタ映えポイントなのかもしれません。土瓜湾というよりは紅磡(ホンハム)エリアです。
まとめ
見どころがない様で、なんだか目を引くものが多く、結果的にかなり歩いてしまいました。住宅、商業、工業がごっちゃになって、そこに観光客も押し寄せるというカオスが香港的だなと思いました。
そして一番気になったのが。。。。
物凄く長い棒を持って歩いているオバちゃん。物干しに使うのでしょうか?エレベーター、乗るかな??気になりました。