数年前なのですが漢方医に診てもらったのですが、色々と衝撃的だったので書きたいと思います。画像の衝撃が強めなので、気分を害されたら申し訳ないです・・・
症状と経緯
元々アレルギー体質で軽いアトピーの様な症状が有り、日本に住んでいる時には頻繁に皮膚科に通っていました。「とにかく保湿して!!」と言われていたのですが、香港に引っ越してからは湿度の高さが合っていた様で、すっかり良くなっていました。
ところが4年程前、仕事の環境が変わったストレスとかも有ったのか、頬の辺りに赤い湿疹の様な物が出始めました。ちょうど日本に帰った時に病院に行こうと思ったら、それまで通っていた医師が廃業してしまっていたので、急遽、飛び込みで皮膚科のクリニックに診てもらい、薬もいただきました。でも、、全く効かない・・・。
一か月後に再度帰国したので、同じ先生に診てもらったのですが、とにかくガチガチの反ステロイド派の先生で、「体質だからしょうがない」とか「ステロイドに頼ると一生頼る羽目になるぞ」とか言われました。
そして症状は更に悪化。そんな時に香港人の友人が漢方医に連れて行ってくれる事になりました。
初めての漢方医
街市の中に漢方薬などの原料を売っているお店があって、そこの店頭に白衣を着たおばあちゃん漢方医が常駐していました。街市についてはこちらを。。。
お上品で可愛いおばあちゃん先生でしたが、英語での意思疎通はちょっと難しく、友人が通訳してくれました。診察室とかじゃなく、店頭に机が一個あるだけという感じで、プライバシー的なものが気になる方には若干厳しめな環境でした(すぐ後ろには別の患者さんが待っています・・・)。
症状を説明したら脈を診てもらいます。そして手のひらをチェックした後は舌を出して見せたり、ちょっと首の辺りを先生が触ったり。。。昔、人気ドラマ「チャングムの誓い」で見た感じのやつです。。
診察終了
そんな感じの診察も5分ちょっとで終わり、その場で処方箋の様なものを書いてもらいました。薬3回分を処方され、一週間後にもう一回来てねとのことでした。
全く何だか分からないですが、薬局側の店員さんに渡して待つこと10分。薬が 3パック、それぞれ紙に包まれた状態でもらいました。たしか診察と薬込みで450ドル(6,300円)くらいだっと記憶しています。
でもらった薬がこんな感じ。
薬草、木の根っこみたいな物、乾燥した果物?の皮と、セミの抜け殻・・・これをお碗5杯分の水と混ぜ、1杯分になるまで煎じて一日置きに飲むとのことです。ついでに布にしみこませ患部を パッティングしても良いとのことでした。
自宅で煎じる
言われた通り、大鍋に水5杯と薬のパックをいれて煎じます。30分くらいグツグツと煎じて、水分がお碗1杯分くらいに減るまで待ちます。キッチンには薬草の強い匂いが充満しました。
そして焦げ茶色っぽい液体がお碗1杯分出来たので飲みます。ドロッとした見た目ですが、サラサラでした。でも苦いです。躊躇うと飲めなくなりそうなので、一気にゴクゴクと。そして鍋に余った液体にコットンを浸して、患部のあたりに塗ってみました。特に効いてる感じもなかったです。
これを繰り返すこと3回。気づいたときには湿疹の赤味がなくなっていました!!
再診
一週間後にまた友人に付き合ってもらい先生に診てもらいました。先生によると「もう治った」との事でしたが、気になるならもう1サイクル、薬を出しましょうとのことでしたので、お願いしました。そして薬飲み終わったら、別にもう来なくてよいよとのことでした。
更に3回の投薬後、すっかり治りました。3か月くらい苦しんでいた症状があっさり治った事にとにかく驚きましたし、やっぱり気持ちが物凄く晴れました。
その後
その後、日本の皮膚科にもアレルギーの検査結果が出たので聞きに行った時に「香港で漢方薬を飲んだら治りました」と報告したら、「漢方薬にも副作用があるから絶対だめだ!!」と言われました。全く結果を出せていないこの先生とは合わないなと思ったので、その後、そのクリニックには一切いっていません。
アレルギー検査でハウスダストと犬アレルギー(犬を飼っているのに)が出たので、日本でダイソンの掃除機を買って帰ってきました(日本の方が種類も多いし安いので・・・)。そして「いざとなれば漢方がある!!」という安心感からか、その後、症状も出ていないです。
あいにくその漢方薬屋さんも街市の建て替えで移転してしまいましたし、私も別の地域に引っ越してしまいました。もしかしたらあの漢方医が物凄い名医だったのかもしれませんが、漢方ってすごいなと未だに思っています。