香港を「もっと」好きになる活動記録

香港が好き!!と自信を持って言える様に、香港の良い所に目を向けて行こうと思います。

香港の選挙制度と選挙人登録をした件

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香港の永住権を取得して永久居民となると外国人でも選挙権がもらえます。永久居民となる為には基本的に7年間ビザを更新し続けると、ほぼ誰でもなれます。

 

今年の11月に区議会の選挙があるのですが、その選挙人登録が7月2日まででした。我が家のポストにも選挙人登録を促すリーフレットが入っており、気にはしていました。

 

そんな時に「逃亡犯条例改正」に対する反対デモが始まりました。 もう2か月以上も前の話なんですね。。。

www.kyuta.work

 

これを機に、自分の生活と政治に関わりがある事を実感しました。それでも香港の政治制度も把握していないし、どうなんだろうか?と思っていましたが、「選挙登録しなよ!!」と香港人の友人に言われたこともあり、無責任な言い方ですが、とりあえず登録だけはしようと思い、締め切り直前にしました。

 

選挙人登録の方法

ポストに入っていたチラシは実は登録用紙になっていて、そちらに記入をして郵送orファックス。もしくはオンラインでの申請も可能とのことでした。締め切り直前だったのでオンラインで私は申請しました。

 

方法は非常に簡単でオンラインでこんな感じの書式をダウンロードします。

f:id:KyuTA:20190820155227j:plain

https://www.reo.gov.hk/pdf/form/REO-1(E).pdf

 

 香港のIDカードの番号、氏名、住所、電話番号、メールアドレスと使用言語(英語か中国語)を選択し、プリントアウトしサインをします。その上でこの書類と住所証明として公共料金の請求書をアップロードしました。

 

ちなみに別の香港人は「パソコン無いし、どうせ何も変わらないから。。。」と意識の低いことを言っていたので、説教して私が登録を無理やり手伝いました^^

 

選挙人登録ができる人

政府のウェブサイトによると登録の条件は1下記の通りです。

  • 香港の永久居民であること
  • 基本的に香港に在住していること
  • 18才以上であること
  • 身分証明書(香港IDカード)を持っていること
  • 選挙登録を拒否される理由がないこと(判断能力に問題がある病気など)

との事です。学生でも社会人でも、広東語ができなくても可能という事です。登録しておいてなんですが、政府系の情報は中国語と英語で開示されているので、ここまで登録することに問題はありませんでした。

 

ただしこの先、例えば政党や候補者の主張、ニュースの報道など、中国語>英語かと思います。英語で入手できる情報の方が少ない中、果たして正しい判断が出来るのか不安を感じます。ましてや英語が出来ない人でも登録だけなら可能です。日本でも議論されていますが、外国人の参政権って果たしてどうなのだろう?と思ったりもしました。

 

まあ永住権とっていながら広東語が分からないという私の様な人間が想定外なのでしょうけど・・・

 

選挙人登録受付完了の通知

先日、政府から郵送されてきました。

f:id:KyuTA:20190820160831j:plain

とりあえず選挙人登録を受け付けました。登録された詳細は裏面(名前や住所などが記載)とのこと。加えて私の該当する選挙区は区議会選挙は(〇〇区)、立法会選挙では(〇〇区)と記載されていました。最終的な結果は9月25日前後に発表とのことです。

 

おそらく条件面としては問題ないけれでも、最終的な選挙に投票できるかはまだ手続き上、確定していないという事かと理解をしています。ちなみに一度選挙人登録をすれば、その後は自動的に投票できるようです(引っ越した場合は住所変更など必要)。

 

香港の政治制度

区議会(District Council)

今年の11月の選挙は区議会選挙です。香港全体で18の地区に分かれた区議会があり、その区の中でも更に細かい小選挙区に分かれています。

www.districtcouncils.gov.hk

区議会は地方自体ではなく、条例の制定などの権限は有しない為、諮問委員会の様な位置づけとのことです。具体的に何をやっているのか分からなかったので、自分の地域の区議会のウェブの活動記録をみると、「地下鉄延長工事の進捗と住民への影響を確認する委員会」など開催している様です。

 

立法会(Legislative Council)

これは日本でいう国会にあたる議会です。任期は4年で次の選挙は2020年。議席数が現状70ですが、直接選挙権(中選挙区)が半分の35議席、残りは職能団体選挙(職能代表制)として直接選挙とは違う形で議員になる仕組みです。この職能代表制の35議席のうちの5議席は区議会から上がってきます。いずれの職能団体に所属しない有権者が、区議会議員の中から立候補をした議員を選べるそうです(2012年から)。

 

全てが直接選挙ではないので、果たして民意を代表しているのか?という声がありますが、立法会の35議席+5議席(区議会からの議員)は少なくとも一般の有権者が選べるという事を知りました。

 

職能団体ですが、農業、教育、飲食、小売り、運輸、法律、保険・・・etcと様々な団体から選ばれてくるのですが、その団体の構成人数も違う為、必ずしも公平な制度ではなく、一部の少数に利する制度ではないかとの批判もあるそうです。

 

また職能団体から来るのは親中派が多い為、不公平だという人も多いのですが、その人達も香港人であって、各団体の利益(金銭に限らず)を考えると、結果的に中国には気を使ってしまうという香港の現実ではないかとも思いました。

 

まとめ

せっかくの機会なので色々調べてみました。現在のデモでも「普通選挙」を求めていますが、現在の立法会の選挙結果と民意が、どの程度、かけ離れているのか正直分からないな。。。とも思いました(思ったより不公平ではなかった)。

 

むしろ不満が多いのは選挙人によってえらばれる行政長官なのかと思います。こちらは立法会のメンバーの他、各種団体、中国系の団体の代表もかなりの数が入るので、民意とは違うと言われています。

 

今後は政党についても調べて行き、正しい選択をできる様に勉強していきます。