香港のデモ、連日の衝突もあり、日常生活に支障はないにしても、外出を控えたりと少なからず影響もあり、かなり精神的に疲れてきています。恐らく香港に住んでいる方も同じかと思いますが、そもそも自分の住んでいる街に悲しみや憎しみが広がる事って大きなストレスですし。。
最前線で連日活動しているデモ隊に比べたら?!と叱られそうですが、そもそも、最前線での活動(違法行為)に関しては、香港の為になるとは全く思っていません。
なまじっかローカル色の強い環境だからかもしれませんが、報道されている様にデモが民主主義を求めた若者の真摯な思いだなんて思えないし、レノンウォールに貼られているメッセージが「香港加油♡」なんて可愛いものばかりではなく、恐ろしく暴力的なメッセージやヘイトもあるという事も見てしまっています。
日本も含めた世界では中国脅威論が受け入れやすい為か、メディアのスタンスもどうも政府(中国)と警察が絶対悪で、デモ隊(市民)が正義みたいな報道が多いように思いますし、そういう風にとらえている人も多いのですが、それは一方的すぎてしっくりこないです。
言いたいことは色々あるのですが、日本でも話題になっている昨晩の警察の威嚇発砲。報道だと警察が銃を構えるシーンからの映像が多いですが、それよりも前からの動画を見ていると、、、
日本でも確実に発砲するレベルでは。。。
と思いました。むしろ怪我人が出なくて本当に良かったと。それでもネットではどえらく批判されています。。。
ちなみに興味深い記事を見つけたのですが、ノルウェーの警察は殆ど発砲しないと。その理由が人々の警察に対する信頼度が高いから、銃による衝突が少ないのだそうです。
香港のように警察への信頼がこれだけ落ちていると、ますます衝突は激しくなるのではと逆に心配になりました。それでも警察の非道っぷりをあおりまくる人もいる訳で。。。
とにかく、デモ派だろうが政府(警察派)だろうが、問題をどう解決するのか?というスタンスではなく、相手を貶めようと都合よく切り取りした情報をせっせと流すのを見ると、やはり心の平安が崩れる訳です。
そこでこの際、情報から距離を置く事にしました。
- Facebookでデモ関連の情報を多数流すアカウントはフォローを外す
- Instagramは比較的平和なのですが#DiscoverHKとかのハッシュタグでフォローしていると、そういう画像(なんなら流血とか)が出てくるので注意。
- ツイッターは極力見ない。
- テレビのニュースは一日30分だけに。。
ただしデモの予定などの情報を収集する必要はあるので、それは前にも紹介したayanoさんのブログとツイッターを見ようと思います。本当に丁寧に公平にまとめられているので安心です。
この先、更新するブログの内容ではデモには一切ふれないつもりですので、「こいつ、ほんとに香港住んでのか?」って思われるかもしれませんが、こういう経緯ですのでご理解願います。
ちなみになのですが、我が家の犬(小型犬)は都合の悪いことからは目を背けてやり過ごします。昨晩は深夜に雷雨があり、人間でも驚くレベルの稲妻だったり物凄い音がしていたのですが、窓に背中を向け、何事もないかの様に寝たふりをしていました。。。笑 これも防衛本能からくる対処方法なのかな?と。そんな犬の姿を見て、現実から目を背けてみようと思いました。
早く平和な香港に戻りますように。。本当に本当の意味で「香港加油」です。