中華料理(広東料理)を代表する調味料といえばオイスターソースが有名です。家庭料理においても万能なので、私もオイスターソースは常に切らさない様にしています。様々なメーカーの商品が香港でも販売されていますが、やはり老舗の「李錦記(Lee Kum Kee)」の商品を一番頻繁に見かけます。
この記事では人気の李錦記のオイスターソースの品揃えに加えて、気になる原産国について書いてみました。
李錦記(Lee Kum Kee)のオイスターソースとは
歴史
1888年に広東省で李錦裳(Lee Kum Sheung)という人が牡蠣の煮汁に旨味が含まれることを発見し、これを調整し、液体調味料を作る製法を確立しました。これがオイスターソースの始まりです。李錦記は香港に本社を設けていますが「中華料理を世界中に広める」という使命の元、その販売網は100を超える国や地域に拡がっています。日本ではSB食品が販売をしています。
香港で販売されている種類
一口にオイスターソースと言っても、同じ李錦記の商品でも様々な種類があります。伝統の製法を引き継いだ「プレミアム」以外にも「パンダブランド」「財神マーク(無添加)」「ベジタリアン」「貝柱入り」「減塩」などです。こんなに種類がある事、私自身、全く知りませんでした。
Products | Lee Kum Kee Home | HONG KONG
「ベジタリアン」はどの様な味がするのか興味ありますが、私は常に「プレミアム」を使っています。この記事も「プレミアム」について書いていきます。
「プレミアム」オイスターソースの種類
伝統の製法を引き継いだ「プレミアム」ではありますが、パッケージにいくつかのタイプがあります。
定番のガラス瓶のタイプ
一番、定番的なガラス瓶のタイプです。510g入りで36.9ドル(510円)。また350gや255gもあります。容量から計算すると、後述のプラスチック容器のタイプと比較しても、この510gのガラス瓶タイプが一番お得です。ただし、瓶から「ドバッ」と出たり、瓶の口がベタベタになったりします。
使いやすいプラスチック容器
プラスチック容器で327gが27.9ドル(390円)。ラベルの絵はガラス瓶と同じですが、その絵の「牡蠣」の大きさが人間の頭よりも大きくて突っ込みたくなります。
更には「バラマキ土産」として便利なチューブタイプ。こちらは167gで15.8ドル(220円)。「歯が白くなる歯みがきだよ」と誰かを騙したくなる形状です。
ガラス瓶よりは割高になりますが、使いやすく、そしてお土産にするには軽いので適しています。
「プレミアム」オイスターソースの原産国
そして本日の本題です。このプレミアムオイスターソースの原産国についてです。ホームページを見ても公開されていないのですが商品自体に記載されています。
こちらはガラス瓶の裏側のラベルです。
香港製造 Product of Hong Kong
と記載されています。ところが、、、プラスチック容器の2種類には「中国製造 Product of China」と記載がされています。
ガラス瓶=香港製造
プラスチック容器=中国製造
という事です。工場の設備の関係でガラス瓶は香港、プラスチック容器は中国で生産されているのですが、おそらく、実際、中身のソースは全く同じ物じゃないの?と思うのですが、どうせなら「香港製造」の方を買いたくて、ずっとガラス瓶を買っています(割安ですし・・・)
まとめ
日本のSB食品が販売しているオイスターソース各種は日本仕様のパッケージになっているのですが「原産国名:中国」と記載されています。
ただし、唯一、こちらのタイプはホームページの上でも原産国が記載されたラベルの画像が載っていませんでした。香港で販売されているガラス瓶と同じデザインなので、こちらは「香港製造」の可能性が高いと思います。という事で香港製造にこだわるなら「ガラス瓶」を選んでみてください。
ちなみに私はオイスターソース、少し味が強すぎるなと思うので、マヨネーズと混ぜて使ったりします。
単にオイスターソースとマヨネーズを混ぜた時のこのマーブル模様が「アートだ!!」という事もあるのですが、焼きそばや炒め物にお勧めです。もしよければお試し下さい!!