香港を「もっと」好きになる活動記録

香港が好き!!と自信を持って言える様に、香港の良い所に目を向けて行こうと思います。

香港での家探しに便利なサイトと手順(後編)

スポンサーリンク

香港の家探しに関して、この記事では条件が固まってから、実際に物件を観て契約するまでの流れをご説明します。前編はこちらです。

 

www.kyuta.work

 

1. 不動産屋さんについて

前回ご紹介したサイトで気になる物件が有れば、そのまま問い合わせもできます。一方で、具体的な物件までは固まらないので不動産屋さんに相談したい場合、日系かローカルかという選択肢があります。

 

①日系不動産屋さんの場合

メリットは日本語での意思疎通ができる点です。日本人にとって住みやすい条件も把握していますし、細かいこちらの要望も汲んでもらえます。また入居後のトラブル対応でも安心な場合が多いです。

 

デメリットとしては把握している物件が日本人が選びがちな物件が多い点(高い)、また大家さんと直接コンタクトをしているとは限らず、間に更に大家さん側の不動産屋さんが入るケースもある点です。

 

私は香港の初めての物件は会社が付き合いのある日系の不動産屋さんに依頼をしました。赴任前の出張で来た数日間で決めるべく、事前にやり取りを担当の方としていました。実際に物件を確認し申し込みをした後になって、大家さん側の別の不動産屋さんで既に成約済だったことが判明。赴任までに時間もなかったので、同じ建物内の別の部屋を実際に確認もせずに契約する事にしました。

 

これが失敗でした。。。同じ建物内でもコンディションが違うので、入居後に修理箇所が多発しました。修理の依頼も日系不動産屋さんから大家さんの不動産屋さんを経由するので時間のかかる事が多かったです(エアコン修理に半年かかりました・・・)

 

②ローカルの不動産屋さんの場合

サイトから問い合わせて物件を見せてもらった事も何回もありますが、お勧めなのは地域を絞って直接不動産屋さんに行く方法です。私は初回以降の3物件は全てこの方法で決めています。

f:id:KyuTA:20190601121915j:plain

「中原地産」とか「美聯物業」などの大手不動産屋さんにしても地元の小規模な独立系の不動産屋さんにしても、本当にそこら中にあります。そしてその地域に特化しているので、地元事情に詳しいですし、大家さんから既に鍵を預かっている物件なども多いです。

 

店舗の前の広告を観て、気になる物件があれば入って、条件を伝えると、他にも色々と探してくれて、複数物件を同日で見せてくれます。また同じ地域であれば、後日、更に追加で紹介もしてくれます。

 

ここで問題になるのが言葉です。広東語が出来れば問題ないのですが、思いのほか、英語は通じません。これは以前にも書いたのですが、地域による差が大きいです。

 

www.kyuta.work

 英語地域じゃない場合、全く通じないという事も少なくないので、私は友人に付き合ってもらいました。

 

2. 物件を観る上での注意点

私が必ずチェックするのは水回り。。。初めての物件がトイレが頻繁に詰まったので、それがトラウマになって、以降の物件探しでは必ずトイレを流したりします。

 

あと必要なのがメモを取る事です。不動産屋さんからは資料などもらえないです(日系を除く)。スマホで写真を取っていても、同じ建物内で複数物件を見たりすると、どこの写真かも分からなくなりますので。。。

 

またメジャーを持って部屋の間取りや寸法をメモします。物件を見ている間、不動産屋さんってだいたい誰か別の人と電話で話しているので(笑)。じっくり納得するまで確認する事をお勧めします。

 

3. 大家さんとの交渉

不動産屋さんを通して家賃などの交渉はします。合意前に大家さん側が直接会いたいというケースもありますが、その場合でも要望はなんでも伝えます。

 

①家賃

一番大事な点です。ダメ元でも必ず希望は伝えます。以前の物件では入居日が直近だったこともあり、直接大家さんにお願いしたところ、2割以上も下がりました。

 

②家具、家電、備品

必要な家具、家電、備品(カーテン)などを買ってくれるか、もしくは不要なものは撤去してもらえるかも要確認です。契約しませんでしたがカーテンレールもつけてくれない大家さんもいました(退去後に持って出る訳でもないのに)

 

③契約開始日

いつから契約開始なのか、そしてフリータイムも確認が必要です。フリータイムは契約開始前の家賃無料期間です。7日間とかですが、その間に引っ越し前に新居の掃除とかもできるので重要です。

 

また最初に書いたフィックス期間も交渉可能です。一年だけで追い出されては困るので長めにしてもらったり交渉しました。

 

契約書は不動産屋さんが作ってくれます。あと大切なのは契約時、大家さんと連絡先を交換して置く事です。だいたいWhatsappを交換しましょうと言われるのですが、修理とか不具合とかを直接連絡できる態勢を作っていた方が良いです。

 

4. まとめ

いろいろと書いてきましたが、結局、金ですよ。。。身も蓋もない事になるのですが、家賃の上限が高ければ地域も物件も選択肢も増えます。そして不動産屋さんの手数料も金額として高くなるので熱心にやってくれます。私みたいに家賃は押さえたいのに快適に住みたいなんて願う人間は苦労します。

 

前編のブックマークで一人暮らしのワンルームだとどれくらいの相場かとご質問をいただいたQINGSHUIさん、ワンルームだとSTUDIOっていうのですがちょっと検索すると地域差と物件差もかなりありますが、こんな感じでした。それなりに住めそうな物件を選びました。もっと高い物件も多いです。

 

香港島(中環)17,000ドル(24万円弱 / 26平米)

九龍(旺角) 14,000ドル(20万円弱 / 29平米)

新界(沙田) 13,500ドル(19万円弱 / 33平米)

 

香港での家探しが行き詰まると、現実逃避をして日本の物件をネットで検索し始めたりします。なんか日本の方が良い物件が多くて帰りたくなってしまいます。。。笑