家賃が高い香港はおそらく倉庫費用も高い為なのか、やたら複数買いを推奨してきます。例えばスーパーで販売されていたトイレットペーパー。
10ロールが1パックになっているものですが1パックだと39.9ドル(560円)なのですが3パック購入の場合は100ドル(1,400円)というのが【$100/3件】という意味です。頑張って3パック買えば19.7ドル(275円)お得と聞くと「消耗品だし、、、」と自分を言い聞かせ3パック(30ロール)を買ってしまい、数か月、ベッドの下で寝かせたりします。
同じ様に生活用品でも食べ物でも複数買う方がお得だよ!!という特売はスーパーでもコンビニでも頻繁に見かけます。【$100/3件】という様な複数買いの場合の特価もあれば【買1送1】という様に1個買うともう1個をただでくれるという魅力的なプロモーションもあります。
ここで以前から気になって仕方がないのが特売をする際のお店の立地と商品、もう少し考えた方が良くない?ということです。
例えば近所のスーパーなら良いのですが、駅構内のコンビニを利用するお客さん、出かける途中なので、必要以上に買い物をしたくないですよね?(少なくとも私はそうです)。しかしその様な立地のコンビニでもこの様なプロモーションを見かけます。
アクエリアス 1本 12ドル
ポカリスエット 1本 12ドル(ただし2本の場合は合計22ドル!!)
※あくまでも「例」です。
お店側はポカリスエットが在庫過多なので売りたい。そこでこの様に「2本購入すればアクエリアスよりも安いよ!!」という事なのですが、前述の通り、出かける途中に必要以上に荷物を持ちたくない私は1本しか買いたくないです。となるとポカリスエットを1本だけ購入するのは明らかに損をしている気になる為アクエリアスを買ってしまいます。
それなら単純にポカリスエットを12ドル→11ドルに値下げ!!ってした方が、結果的に売れる本数は増えるのではないかと思うのですが。。。この話を香港人の友人に同意を求めて聞いたのですが、駅のコンビニでも安いなら2本買うよと言っていたので、私の考えすぎなのかもしれません。
そして今日、驚きの特売を目撃しました。友人と飲茶の後で電動歯ブラシが見たいという事で薬局(mannings)に付き合いました。そちらで見た値札がこちらです。
799ドル(11,200円)が特価で599ドル(8,300円)と2割以上の値下げです。しかしよく見ると、更にこの札が・・・
【買1送1】
そうです。電動歯ブラシを1箱買うと無料でもう1箱くれるというプロモーション。。。たまたま夫婦や友人同士でそれぞれ買う予定だったら物凄くお得ですよね?でも1人で買うとしたら2箱は不要ですよね。。私も友人から要らない?と聞かれましたが既に持っているので要らないよと答えました。
単価を更に200ドルとか下げた方が、もっと複数の人に響く様な気がするんだけどな、、、と思いましたが、友人は「ラッキー」と喜んで買っていたので、まあ良しとします。2箱目、どうするんだろう。。。