恐竜の卵みたいな尖ったビジュアルのドラゴンフルーツ、食べてみると見かけ倒しと拍子抜けするほどのあっさり味ですが、この数年、日本でも人気とのことです。そこで人気の秘密を調べてみました。
ドラゴンフルーツとは
ピタヤとも呼ばれる中南米が原産のサボテン科の植物の果実です。日本でも沖縄や鹿児島などで栽培されています。一般的に薄味という印象がありますが、これは流通を考慮し完全に熟する前に収穫される上、収穫後にほぼ追熟をしない性質の為とのことです。産地にいけば樹上で熟したものは糖度も高いそうです。
ドラゴンフルーツの栄養素と効能
スーパーフードだとか女性にうれしい栄養素だとか話題のドラゴンフルーツですが、具体的にどの様な栄養素があるのでしょうか?
カリウム
100gあたり350㎎(バナナは360㎎)とカリウムが比較的高いことで有名です。カリウムは体内の余計な水分を排出するので、むくみに効果があるそうです。
マグネシウム
100gあたり41㎎です(バナナは32㎎)。マグネシウムは歯や骨の形成に必要な栄養素で、長期にわたり不足すると骨粗しょう症などのリスクが高まるそうです。
食物繊維
100gあたり1.9g含まれます(バナナは1.1g)。食物繊維は便秘を防ぐなどの他、心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病の予防にも役立つとのことです。
カロリー
100gあたり50kcalです(バナナは86kcal)。スイカ(37kcal)よりは高いですが、比較的カロリー低めな果物と言えるでしょう。
低カロリーで食物繊維が多く、かつカリウムでむくみを防ぐあたりがドラゴンフルーツが女性に人気!!と持ち上げられる理由でしょうか?
見た目のインパクトが強いドラゴンフルーツ(レッド)
ピンクの皮で中身が白いドラゴンフルーツがここら辺では一般的なのですが、街市で「紅火龍果」って書いていたものを買ってきたら、中身が赤いやつでした!!何気に初めての挑戦です。
見てください、この毒々しい赤というか赤紫。この赤さは抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれていることによるものだそうです。
まずは半分をそのまま食べてみました。いつも食べている白い果肉のものよりも、柔らかく、しっとりとした洋ナシの様な感じがしました。味は白と同じかなと思います。見かけ程のインパクトはないです。
残りはスムージーに。ドラゴンフルーツ半分、オレンジ半分、はちみつ少々、水少々で一気にミキサーに。オレンジが混ざっているからか、非常にきれいな色になりました。ちゃんと撮影さえすればインスタ映えも期待できますね。このあたりもドラゴンフルーツ人気の秘密かもしれません。
前に行ったセントラルのティースタンドのカップを自宅で再利用しているのがばれて恥ずかしいですが。。
あと注意点ですが、この赤紫の色素、消化できないようで、食べてから数時間後にトイレに行った際に血尿?!って驚きました。調べると、食後に血尿、血便を思わせるような色になることが多いようです。
食べ方と裏技レシピ
あっさりとした味なので、何かと混ぜてスムージーにしたり、サラダに混ぜたりしたレシピが多いようです。
今回特にお勧めしたいのが、皮を利用したレシピです。昨年のNHKのあさイチで紹介していたのをたまたま観ていたのですが、ドラゴンフルーツの皮には栄養素が豊富で、捨ててしまうのは勿体ないとのことです。
私も買ったものの皮の状態が良い時に何回か試してみました。表面のとげとげをカットし、汚れているところもできるだけ包丁で取り除きます。あとはピーマンだと思って調理してください。
にんにく、玉ねぎ、ドラゴンフルーツの皮、鶏のササミ。。このあたりを塩、コショウとオイスターソースで適当に炒めたら完成です^^;
炒めていくとドラゴンフルーツの皮はオクラの様にねばねばした感じが出てきます。肉厚な食感ですがピーマンの様な青臭さもなく、普通におススメです。検索すると色々レシピも出てくるので、是非試してみてください。