香港と言えば夜景をイメージする人も多いかと思います。ピークから見下ろす夜景だったりビクトリアハーバー越しのビル群、まさに100万ドルの夜景と言われるだけの事はあると思います。
そんな香港に数ある夜景スポットの中で地味なのですが知る人ぞ知る的な場所で、かつ個人的には満足度(感動度)のかなり高いスポットに昨日行って来ました。それが「嘉頓山(Garden Hill)」と呼ばれている深水埗を見下ろすスポットです。
嘉頓山への行き方
MTRの深水埗駅から徒歩10分弱です。Google Mapで経路がしっかりと表示されましたが、それでなければ美荷樓(Mei Ho House)を目指してください。
美荷樓に向かって右側の細い小道を進みます。
この先の階段を上がると、更に階段があります。この辺りに来ると降りてくる人もいるし登る人もいるので迷わないかと思います(日曜夕方)。
最初は余裕と思っていたのですが、かなり急で幅の狭い階段が続きます。マスクをしたままな事もあり、結構苦しいです。。。止まって休みたいのですが狭いので迷惑かなと思ったり、子供やメイドさんグループも元気に歩いている中で立ち止まる勇気がなく(←見栄っぱり)、頑張って登りきりました。恐らく10分程度だったとは思いますが、正直、苦しくて記憶が無いです。
登頂!!とおすすめスポット
山頂、二段目、三段目と何段階かに分けて景色を見る事ができるスポットがありますが、とりあえず山頂まで行きました。ただし山頂はスポットが狭い上、木の枝が邪魔をするので、ひとつ下がった二段目が広くておすすめかと思いました。
山頂からの景色と二段目の皆さん。
二段目は結構、人がいました。
柵の下は急斜面です。スマホ落としたらどうしようとドキドキします。
見えた景色
カオスな下町である深水埗の街をメインに大角咀やその先の海がちょっと見えます。左には九龍も見えます。高台という事もあり気持ちの良い風が吹きつけてきます。
19時18分
19時26分
19時33分
カメラを固定した訳ではないのですが、立ち位置を固定して、時間の経過を撮影してみました。本当はもう少し左側に行きたかったのですが、既にカメラを固定したお兄さんがいたので妥協です。
日が沈み、空の色が変わる中、徐々に建物の窓の灯りが増えていく事が実感きます。そして見える景色の殆どが住宅なんですよね。。。キラキラした商業ビルの夜景とは違い、この灯りは人々の暮らしの象徴なんだな・・・と思えて何だか胸に来るものがあり涙が出そうになりました。皆、幸せにしているといいな。。。
満足したので下山を開始しました。途中、三段目にはまだまだ人がいます。
一生懸命にスマホで撮影しているシルエットがなんだか可愛いですね。この道路の真正面が人気スポットの様です。
帰り道の階段はかなり暗いですが舗装されていますし、注意すれば懐中電灯など無くても大丈夫でした。
まとめ
自分が下山し始めた19時30分過ぎでも、まだ上り始める人もいましたが、灯りが増えていく時間帯がきれいでした。高さでいうと目の前の高層マンションの方が高かったりするので地味ではありますが、風を感じながら、時間と共に変わっていく景色を眺めていると、なんだか感動的な気持ちになりました。深水埗散策のついでにおすすめのスポットでした。