突然ですが「さようなら」の語源を調べてみたのですが
さようなら=左様ならば
だそうです。これ、現代語にすると「それではまあ、、、」みたいな意味で曖昧な感じでメッセージ性ゼロじゃないですか?
一方で他の言語ではどうかと思い、聞いた事のある言語について調べてみました。
1. 中国語 / 再見!!
北京語でも広東語でも発音は違いますが同じ単語です。文字通りで「また会う日まで」とか「また会いましょう」と言う様なメッセージ性があります。
2. 英語 / Good Bye!!
こちらは元々はGod Be With Youと言う言葉を省略したとか。。意味は「神があなたと共にあります様に」と言う事でメッセージ性も抜群ですね。
3. ドイツ語 / Auf Wiedersehen!!
ドイツ語では「アウフ・ヴィーダーゼーエン」と読みます。なんか薬の名前の様な響きですが、こちらも「また会う日まで」と言う意味です。
4. フランス語 / Au revoir!!
こちらは読み方は色々ありますが、自分的には「オー ヴォワール」と聞こえます。こちらも「また会う日まで」と言う様な意味だそうです。
5. イタリア語/ Arrivederci!!
「アリヴェデルチ」とノリ良く発音されます。意味は「また会いましょう」的な意味らしいです。
6. タイ語 / サワッディークラップ
女性の場合はサワッディーカーになります。これは変わり種で「こんにちは」でも「さようなら」でも使えるそうです。語源は1930年代にラジオ放送が始まった時に作られたメディア用語だとか。
メディア用語という事は、、、タモリさんの「いいとも!」みたいな事でしょうか?いずれにしても意味は「良い吉祥」という事との事です。
7. 韓国語 / アンニョンヒカセヨ または アンニョンヒケセヨ
相手を見送る場合は語尾が「カセヨ」、見送られる場合は「ケセヨ」になるそうです。「アンニョンヒ」=「安寧に」と言う意味で「カセヨ」は「行ってください」で「ケセヨ」は「いてください」と言う意味なので、やはりメッセージ性有りですね。
韓国語でさようなら!また会うための素敵なさようならをご紹介!
※これ、例えば駅で友人と別れて、それぞれが逆方向に同時に歩きだす場合は「カセヨ」なのか「ケセヨ」なのか疑問ですが。。
ここまで聞いた事の有る言語の「さようなら」について調べてみましたが、たまたまかも知れませんが、皆、意思や願望と言う様なメッセージ性がありました。一方で日本語は「左様ならば、、、」。
これは大袈裟かも知れませんが、物事をはっきりと言わなくても「行間から読み取る」とか「察する」という日本文化の特徴を表している気がします。メッセージ性がない様に思える「さようなら」という言葉でも「また会いましょう」とか「気をつけてね」とか「二度と顔もみたくない」までの様々なメッセージを込められる言葉なのではないかと思います。
普段は「じゃあね」とか「バイバイ」とかを使いがちですが、「さようなら」という言葉が持つ日本語の繊細で深い感じ、なんか良いな~と思いました(浅いコメントですが。。。)。
ちなみに「こんにちは」(今日は・・・)=を英語に直訳すると「Today is ....」。直球勝負の外国人相手だと「だから今日はなんだって??」と言われそうですね。