ちょっとお仕事が忙しくてブログを放置してしまいました。すみません😔 という事で今日は「すみません」=「謝る」という行為について書こうと思います。実は先日、仕事上で少しモヤモヤした事がありました。これをきっかけに自分なりに考察をしてみました。あくまでも個人的な考察ってやつですのでご了承下さい。
モヤモヤした案件とは、、、
10年近い付き合いのある取引先の香港人なのですが、毎月、出荷実績を送ってくれます。それに基づき、こちらから請求書を出すのですが、先月分、なんだか少ない。。。確認してみると明らかに一社分が漏れていました。
「A社分が含まれていないみたいだけど、これは来月カウントになるの?」と問い合わせたところ、翌日に返事がありました。その返事が、、、
「Thank you for reminding(教えてくれてありがとう)、、、」
と始まり、正しい出荷実績が記載されていました。これ、「Thank you」案件なの?どちらかと言えば「Sorry」案件じゃないの?とモヤモヤしました。この話を先日、香港在住の日本人友人達とランチをした際に話をしたら「謝らないよね~!!」って盛り上がりました。
モヤモヤどころかキレかけた案件
数年前ですがHSBC銀行のキャッシュカードでの現金引き出しが突然出来なくなったので窓口に行くと「新しいカードを発送したので、古いカードは停止しました」とベテラン女性。
「届いていないし、そもそも新しいカードのアクティベートもしていないのに、古いカードをいきなり止めるのおかしくない?」(アクティベートは電話などで本人確認をした上でカードを使えるようにする手続き)と言っても、いっさい謝らず、「それならカード再発送の手続きをします。現金が必要なら窓口で今、引き出せますけど?」と。これはモヤモヤどころではなくキレかけました。
香港人は謝らないのか?というとそうでも無い。
ネットでも「香港人が謝らない」という事を書いている記事をチラホラ見かけました。長年住んでいると慣れたとはいえ、確かに「ここ、謝るところじゃないの?」と感じる事もあります。
しかしそうかと言えば、前述の友人達も同様の意見を持っていたのですが、街でぶつかった時などは躊躇いもなく「ソーリー」って言ってきます。この比率は日本よりも高いと思います。
ただしぶつかった事に気づかない人の比率も高かったりします。特にカバンやリュックでぶつかった場合はカウントしないみたい、、、笑。バスの通路側に座っていると、乗り降りする人のバッグで結構、やられます。
話がそれましたが、以上の事を考えると香港人=謝らないというのは必ずしも正しくは無い様に思います。
香港人の友人に聞いてみたところ
「香港人は謝らない」って日本人に思われているよ!!と言ったところ、意外に感じていたようです。彼自身は自分の責任だと思えば謝る、、、でも無責任な人もいるしね。。。とのコメントでした。そこで前述のエピソード(モヤモヤとキレかけ)を話したところ、「謝っても謝らなくても、結果、一緒だよね?」と。
これ、確かにそうですね。取引先からは正しい実績を教えてもらえたので問題解決。銀行のキャッシュカードも再発送してもらい窓口で現金も引き出せたので問題解決。謝って欲しかった訳ではなく、どちらも目的は達成していました。
結論
よく「海外では謝ると不利になるので謝らない」という事を日本では聞きますが、香港の場合、高度なビジネスとか訴訟のレベルではない限り、そういう考えの元で意図的に謝る事を避けているのでは無い様に思います。むしろ問い合わせやクレームに対し、結果を出す事で責任を果たしているつもりなのでは。
ということで香港人が謝らないのではなく、やたらと謝って欲しがる日本人(←私)が変なのでは、、、、と思えてきました。自分はビジネスでもプライベートでもしょっちゅう謝っていますが、謝っておけば良いんでしょ!!みたいなところがある気がします。もちろん相手の気持ちという事も大事ですが、まずはきちんと結果を出す人間になりたいと思いました。