過去には製造業として栄えた香港にはIndustrial Building（工業ビル）というタイプの製造工場が入っていた古い建物が多いです。そして製造業が中国に移動した後に残されたビルは内部を改装してオフィスなどとして活用されています。
たまたま通りがかった工業ビルの前に茶餐廳の看板があったので行ってみました。
かなり年季の入ったエレベーターで上の階に向かいます。
典型的な工業ビルの中。たくさんの小規模なオフィスが並んでいます。この廊下のレトロな雰囲気が素敵です。
そして香港あるある。半裸の配送業者さん。
そして唐突に表れる茶餐廳。たくさんのオフィスが入っているビルですので、お客さんでにぎわっていました。入口で食券を買ってカウンターに渡すとしばらくすると番号で呼ばれます。
頼んだのはランチセットの6番。46ドルなので一食、650円という感じです。
豆腐と鶏肉と豚肉を炒めた物にライスとスープとアイスレモンティー。ちゃんとその場で調理をしている感じで熱々でした。
お味の方ですが、、、あまり口には合わなかったです。。。これも香港あるあるなのですが、肉の臭みというか、なんか気になる時があります。同行していた香港人の友人は全く気付かないので、食材が古いとかそういう事ではなく、日本で流通する肉が臭いが少ない種類とかエサとかなのかな？と思う事が時々あります。
まあ口には合わなかったとは言え、社員食堂の様な活気があって、同僚たちと楽しそうにランチ休憩をしている姿を見て、若い頃、日本で働いていた頃の社食を懐かしく思い出しました。
香港では工業ビルの中にオフィスだけではなく、お洒落カフェだったり、センスの良いショップだったりもあります。本当に隠れ家的で知らないとまずたどり着けないのですが、色々と探してみたいなと思いました。
