香港を「もっと」好きになる活動記録

香港が好き!!と自信を持って言える様に、香港の良い所に目を向けて行こうと思います。

効率をよく生活するという事をやめてみようかと。。。

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新卒で入社した会社が製造業だった為、「効率化」という事は常に社内で言われていました。事務職であっても常に自分の仕事の効率化を意識し、年に数回、自分の仕事で何を効率化したかを提案する「提案強調月間」というものがあり、それで会社が認めると1件500円もらえるシステムがあり、当時の私はせっせとお小遣いを稼いでいました。

 

大したことではなく、書類のファイルの方法を見直すとかいうレベルですが、日常生活を送る上でも「効率化」は私の頭の中に植え付けられた気がします。外出する時はMTR(地下鉄)やバスのアプリで最適なルートを調べるとか、「この道を歩くときはここで反対側に渡る方が信号の数が少なくたどり着ける」程度の事ですが。。。

 

しかし香港に住んで実感するのが、「そうそう思うように事が運ばない」という事です。

 

先日も外出先からの帰宅時、MTRを2本+バスで帰宅できるところを、途中駅でバスに乗り換える方が乗り換えも少なく早く着きそうと気づき、電車内でアプリを駆使し、バス停、所要時間、バスの時刻表を調べ、MTRからバスへの乗り換え時間が5分という事だったので駅に着くなり小走りで「A3出口、A3出口」とつぶやきながら改札へ向かいました。

 

改札へ着くと、デモ隊に破壊された改札機が複数あり、使えるのは3台程度ですが、それも読み取り機能が弱っているのか、オクトパスカード(ICカード)がはじかれる人が複数。。。そして私のオクトパスカードも読み取れず、改札は開きません。ここでかなりイラっとします・・・

 

そして窓口に行くと、結構な人が並んでいますが、ようやく自分の番が来て「読み取れないよ」と告げると、窓口内の男性が何か機器でチェックして、「No Problem. Try again (問題ないからもういっぺんやってみて)」と。。

 

嫌な予感もしながら再度改札で挑戦するものの、読み取らず。。。さっきよりも更にイラっとしながら窓口へ。「だから読み取らねぇって!!急いでるんだけど」と伝えても窓口男性、焦る様子も全くなく機器でチェックしながら「おっかしいなぁ~?」と言いながら、改札の外にいる係員を呼んで、これで試してみて的なことを指示。

 

その係員のおばちゃんに連れられてまた改札へ。そして何台かあるうちの一つをそのおばちゃんが「この機械が一番良いよ!!」的な事を。そしたら「ピッ」って音と共に改札が開きました。オバちゃんドヤ顔・・・

 

わざわざ改札に戻さないで窓口対応で外に出してくれればよいだけなのに。。。

 

まあとにかくバスも多少は遅れるからとかすかに期待をしながらバス停までたどりついたのですが、すでに発車済。しかも次のバスは20分後

 

という事でなまじっか「効率を良く」なんて考えるもんだから、結果的に無駄に20分も待つことになり、加えて猛烈にイライラする羽目になりましたという話です。

 

そしてこういう事、数えきれないほど体験しています。なんか効率を求めるから結果的にイライラすることが多いのって、それこそ効率が悪いなと。

 

香港人の友人なんてバスのアプリがいかに便利か教えてあげても全く使っていないです。例えばA地点からB地点まで行くときに複数の路線があるのに、自分が知っている何番と何番だけをのんびり待っている。。。全く理解できないのですが、本人に言わせると「別に急いでる訳じゃないし・・・」との事です。待っている間も音楽聴いたり、スマホでゲームしたりしてるし、別に問題なくない?って。

 

なんか効率を求めるばかりにイライラする自分より、のんびりと好きな音楽聴いてる方が、生き方として豊かな気がします。自分ももう少しのんびりしてみようかなと思いました。

 

でも駅の改札壊すのは止めてください。。。